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トルコリラ防衛、市場介入、トルコ政府の備えとは?

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皆様、こんばんは!!

 

4月始めの一週間で、トルコの外貨準備金が847億ドルから830億ドルに減っている事が解りました。たった一週間で約2%も外貨準備が減るなんてなかなか尋常ではないですよね?これ、何に使われたか気になるところですが、実は金の購入に使われているそうなんです。

 

トルコの金の保有残高は、2011年9月に116トンあったと言われているのですが、今年2月現在の保有高は約591トンとなっているそうです。日本円に換算すると現在、金1gあたり約5000円ですので、約2兆9550億円であってますかね?同時期の日本政府が保有する金は、約765トンと言われておりますので、日本と比較しても決して引けをとらない量であり、恐らく今後数年で日本を追い越すものと思われます。

 

トルコ政府がここまで急激に金の保有を増やしたことには理由があります。まず、通常外貨準備金は米ドルや米国債で保有することがほとんどです。日本も米国債をたくさん保有してますね!これは、一部ではアメリカに従って買わされていると言う人も居ますが、それは全然的外れで換金しやすい事(流動性が高い)が一番の理由だと思われます。

 

トルコも同じように米ドルや米国債で保有していた訳ですが、それは相対的に少なからずもドルの流動性を減らすことになりドルの価値を高める事に繋がります。トルコリラが暴落している中でドル資産をトルコ政府が形成していくこと、保有を続けることは自らの首を絞めることにもなる訳です。そこで、出てきたのが金なのです。

 

トルコ政府は、ドルや米国債を売って(ドルや米国債の価値は下がる)、その資金で金を買い集めたのです。決して直接的介入とは言いがたいものの、間接的には介入に近いものがあり、恐らく米国の同意も必要だったと思われます。これには大きな理由があると思われますが、恐らく金融危機に備えるものである可能性が高いのではないでしょうか?

 

トルコは輸出や旅行で外貨を稼いでいるため、世界的には不況(外部要因)に弱いと思われます。リーマンショックから得た経験だと、そう言ったショック時に真っ先に売られたのがトルコリラなどの高金利通貨(いわゆるリスク資産)であり、逆に買われたのが金であることが関係していると思われます。要するに危機時にリラを直撃するダメージを金で吸収しようという試みなのではないでしょうか?

 

エルドアン大統領と言うと、最近ではその豪腕は衰えてもうろくしてきたか?って思っちゃうような節が見られますが、それは政権維持や支持率の為で実はその豪腕は健在で選挙後に我々をあっと驚かすような経済政策を打ち出す可能性もあるのか?と期待を抱いてしまうような、トルコの長期的な外貨戦略のお話しでした!

(この話、数字などは的確だと思いますが、内容についてはほぼfenioの想像のため「ホンマでっか?と言うスタイルでお読み下さい」)

 

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