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リラ円、再度雲にトライ

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皆様、こんばんは!!

 

市場全体のリスクオフが緩む流れの中で、トルコリラも上値を試すような展開となっております。トルコリラ円は日足一目均衡表雲の下限に近づいていて、売り方からすれば絶好のショートポジション形成のチャンスとなっております。一方、買い方からすれば「今度こそ!!」と、雲の上抜けを期待する声が聞こえてきそうですね!

実際のところどうなのか?と言えば、市場全体のリスクオンムードが今後高まったとしてもトルコリラ個別の環境が良くない為、次第に上値が重くなっていくだろうと思います。切っ掛けは財政収支の発表、トルコ中銀による政策金利発表前後に注意が必要です。

まず、言う間でもなく利上げによる金利上昇、資金回帰によるトルコ国債需要の低迷での国債利回りの過去最高更新はトルコの財政に大きな負担になることが考えられます。投資家はリターンのために金を貸す(国債を購入する)のであって、デフォルトしそうな国債は買い控えます。いくらゴールド購入のためとは言え、外貨準備が急激に減っているトルコの財政には不安を感じている可能性があり、この数字には敏感に反応する可能性があると思います。

トルコ中銀の政策金利発表前後では、先日のインフレ指標の数字をうけたトルコ中銀がどのような対応をするのかに注目が集まるでしょう。インフレ対策に万全を期す姿勢ならば利上げもあり得ると思われます。今回のタイミングでそれなりに利上げを行えば、市場はかなりトルコ中銀のインフレに対するスタンスを信用するでしょう。しかし、トルコ内企業は外貨建て債務の返金に苦しんでおり、さらに国内での利上げは追い討ちとなる可能性もあることから政府も民間も望んでいない可能性が高く、中銀とこれら勢力との綱引きが行われる可能性が有りそうです。その中で再びトルコリラが売り込まれるような発言などが飛び出してくる可能性にかなりの注意が必要です。これらの発言や対立などなく利上げが行われなかった場合は、政府の見えざる圧力や中銀の見通しの甘さが投資家に指摘される可能性もあります。しかし、その時の原油価格の動向にもよりますが、そんなに大きく売り込まれる切っ掛けにはならないのではないかなぁ!って思っています。


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